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平成19年8月から始まったホールの増築は「アトリエ・キュウ」の阿部美和(よしかず)氏の設計によるものです。

夏から初冬にかけての工事でしたが、天候に恵まれて木造部分が雨に当たることもなく順調に進みました。
トラス部分は広い駐車場で組み立てられクレーンで吊り上げての作業で大工さんたちのてきぱきした動きに日本の
匠の技を感じました。上棟式には、屋根に吹流しを飾り昔からのお餅まきを子ども達に体験させました。

一番心配した、床暖房については、外断熱ではないので本園ほどの効果は期待できないと言われ覚悟していましたが
暖かさが対流することなく、子ども達の高さで留まっていてくれるのと遠赤外線効果で物や人を直接暖めてくれるので
思いのほか暖かく、日常保育には何の支障もありません。とりわけ運動の場でもあり活動するとポカポカしてきます。

12月14日竣工検査や消防の検査も無事に済み、15日引渡しとなりました。今年は1週間遅らせたクリスマスお遊戯会が
12月22日、多くの保護者やご家族の皆様をご招待して開催され、新ステージのこけら落としとなりました。

ぽっぽホールが出来るまで

工事の始まりです 

基礎の型枠がはずれます。
 
玄関アプローチの基礎

ボイラー室の基礎
 
本園とのジョイント廊下の鉄骨

広いホール部分の基礎

駐車場でのトラス組が始まります。

木加工の匠の皆さんです。

トラス(梁)の形が見えてきました

薬品加工をしていない無垢の木です。 
 木のいい香りの中、組み立てです。
完成に近づいてきました 

トラスをクレーンで吊り上げて

綺麗なトラスです。

一日でここまでできました。

上棟式の神事

屋根の吹流しと大工さん

お餅まきに大賑わい

ここから完成写真です本園とのジョイント通路

子ども達の大好きなスロープ

夕方のエントランス

優しいアールのベンチコーナー

朝日の差し込むステージ

南に向いてお日様いっぱいのホール

東側、ベンチコーナーから降りてくる階段

西側、手洗いからひまわり組が見えます

西側、水周り、手洗いや小さなトイレたち

小さくて大きなこだわり
ホールのステージ裏には大容量の倉庫を備え楽器やステージ衣装、体育用具、イベントに必要な物品、
日常使う玩具等を収納しホール内になるべく物を置かないように、必要な都度、近くから持って来ることが
出来るようにし、また南東の角には小さな図書室を設け、育児相談等、多目的に使えるようにしました。
今回の増築に使われた建材全てについて人体に及ぼす有害物質を含まないという証明を頂ました。
他、小さなこだわりをご紹介します。


ボルト隠しの木のこぶ

遊具掛け・装飾用のフック

壁、内臓のアンプ

トラスの上の舞台照明

ホール全面床暖房
床下温水パイプ


アトリエ・キュウのご紹介

阿部美和氏は昭和56年に若葉保育園の改築時、「アトリエ・モビル」という設計事務所に所属し、現場常駐設計士
として花巻に住みながら10ヶ月近い工事を見守ってくれました。平成7年、すでに「アトリエ・キュウ」という
設計事務所を構えていた阿部さんに第二若葉保育園の改築の設計をお願いしました。
「子どもに自然のものを、本物を・・」が設計士としての基本姿勢の方です。